映画「カサブランカ」と「第三の男」

 NHK-BS 名画特集の中で連夜見た。
両方ともビデオを持っているが、さすが最新技術の所為か画面が綺麗だ。「As time goes by」が大好きなこともあって、「カサブランカ」にはまたまた楽しませて貰った。
 イングリット バーグマンは文句無く素晴らしいが、今回改めて感動したのはハンフリー ボガートの生き様だった。
バーグマンを空港から送った後のラストシーンでクロード レインズの演ずるルノー署長がリックに言う
"Louis I think this is the beginning of a beautiful friendship"
のセリフは、正に圧巻であった。
 「第三の男」も同様で、最後のシーンで墓場から帰るジープの上で見せるホリーとキャロウエー少佐の男の友情がとても印象的で、今までとは違った見方が出来た。

 このシーンは放映の後の解説で、山本晋也渡辺俊雄も指摘してリイプレイで見せていた。
「第三の男」も男の友情が印象的であった。ハリーの埋葬の後、トレバー・ハワード演ずるキャロウエー少佐のジープで送って貰う時、ジョセフ・コットンがヴァリの今後を頼むシーンで見せる二人のさり気ない台詞に、深い想いがこもっていた。